Written on 2014, 12, 01

全てのWebデベロッパーへ、Herokuのススメ

エンジニアの松本です。

Herokuのメリット、デメリット - Qiita

QiitaにHerokuの記事↑をあげたらちょっとバズってたので、今日はHerokuの話を。
個人としてはたぶん2009年ぐらいからHerokuを使ってます。
今Herokuに上げているアプリを数えてみたら47個ありました。そこそこ使ってる方だと思います。

Qiitaの記事にも書きましたが、とにかく手間が無くて、楽です。
自分が作るWebアプリケーションは全てHerokuで運用したいぐらいです。(個人で作っているものは全てHerokuに上げています)

開発用には無料枠で十分なので、ステージング環境を開発メンバーに1人1つ用意するような事も出来ます。
しかも既にあるHerokuアプリからフォーク出来るので、Herokuアプリの複製も簡単です。

Love Heroku? 急成長スタートアップが明かすPaaS活用事例 - Tech Compass (1) Herokuは優秀なインフラエンジニア | マイナビニュース
↑上記の記事でも触れられていますが、インフラ周りの事を全てHerokuがやってくれるので、優秀なインフラチームが海外にいるようなイメージです。

AWSで自前でシステムを組むと、本番のWeb/Appサーバ、ステージングのWeb/Appサーバ、本番、ステージングにそれぞれDBサーバ、バッチ処理だけを分離したバッチサーバ、クラッシュに備えて冗長保存させるログサーバが複数台など、1つのサービスを運用するだけでも数多くのサーバを管理しなくてはいけません。
システム構成を組むだけであれば1度で済むのでまだ良いですが、運用していく上ではバックアップや負荷監視、インスタンスが落ちた時の復旧作業、アクセスが増えたらインスタンスを新たに立ち上げるなど、まだサービスが成長する前から多くの手間が掛かります。

特にリソースの少ないスタートアップでは、インフラエンジニアを雇ったり、社内のエンジニアが誰か1人、専任でインフラを見るなども難しい事が多いです。
スタートアップ以外でも、新しいプロダクトをMVPから作り、スモールスタートでユーザの反応を見ながら短い間隔で改善とリリースを繰り返すような最近の開発スタイルでは、インフラに初期からリソースを割くよりも、インフラ周りをHerokuに全て任せ、ほとんどのリソースをプロダクトの開発や改善に集中出来るという事は大きなメリットになると思います。

Herokuを使う人が日本でももっと増えて、課金するユーザももっと増えて来れば、待望の東京リージョンも近付いて来るかと思うので、ぜひHerokuを使ってみましょう。


東京リージョンを求める署名も募集しているので、よければご協力ください。
キャンペーン · We ask for the Tokyo region of Heroku/東京リージョンに対応してください #heroku · Change.org